ピアノ教室通信
音の部屋 No.32
まもなく発表会!
発表会が近づくと、何を着ようかな・・・と、衣装のことが気になります。
かつては私もステキなロングドレスに憧れもあり、ステージでピアノを弾く機会があるなら、トシに関係なくステキなドレスを着てみたいし、ステージでのピアノ演奏とはそういうものだと思っていました。
コンクールを見ていると、女の子ではドレスが定番。お母様方が、この時とばかり、お姫様のようなドレスを調達していらっしゃいます。子供達も、お姫様になったような気分で、きっと嬉しいのでしょうね。
でも、ある年齢(たぶん思春期に入る頃)になると、お人形のようなドレスは嫌がる子も出てきます。ステージはそういうものと、割り切っていれば、問題ないのですが、そういう世界を知らないと、多分抵抗があるのでしょう。
因みに、ピティナでも、ステップになると、様々です。コンクールの練習で出てくる生徒さんは、ドレスが多かったりしますが、そうでない、普段あまり音楽に関係ない生活の方は、ごく普通のラフなスタイルの人もいます。大人の部になると、ドレスの人はまずあまりいないようです。普通に考えて、大人が勉強で、あるいは?十代の手習いで始めたピアノで、ドレスを着て出る・・・というのは、かなり勇気がいる・・・というか、ちょっと違うような気がしてしまうのではないでしょうか・・・?
勿論、「発表会」ということを、単に「お祭り」として楽しむことのできる方だったら、このときとばかり、ステキなドレスを着こなしていらっしゃる方もあると思います。
私はと言えば、最初のころは、ドレスに憧れもあったし、生徒さん達にも、ステージに立つということを意識して、キレイにしてきてほしかった時期もあります。でも今は、ピアノを弾く、特に我々のようなアマチュア、趣味で音楽を楽しみたい人の集まりであったら、自分がいちばん嬉しくなれるような服装を選べば、それでよいのではないかと思っています。人に見られることも、ステージでスポットライトを浴びることも、演奏する曲の雰囲気も、その会の性格も、全てを考慮したうえで、自分がいちばん自分らしく、素直でいられる格好。それが良いのではないかと考えています。親にこれを着なさい・・・と与えられてイヤなら、自分で選べばよい。恥ずかしくてイヤなようなものは着ない・・・それでいいのではないでしょうか・・・。ただ、頭の隅に置いておいてほしいのは、あくまで人前で演奏をするのだということです。たとえいくら本人が気持ち良くても、音楽の発表会なのに、スポーツの大会に出る服装ではマズイと思います。その辺を理解できない子供さんには、キチンと教えるべきです。
因みに、私達の学生時代は、ジーパンでレッスンに行くことは、暗黙のうちに禁止でした。ジーパンは当時まだ作業着というイメージだったのです。今はそんなことはないと思いますが・・・。(今の私は、ジーパン大好きで、いつもレッスンするとき着用しています)
服装には、その人の主義主張、こうあるべき・・・というのがそれぞれあります。そしてそれも、時代と共に段々と変化していくものです。
生徒さん・自己紹介
(さいとう みずき)
齊藤 瑞希
6月にステップに出ました。4月からは、ミニバスも始めました。ミニバスの練習は週に3回あります。忙しいけれど、ピアノの練習も頑張っています。
(やまぐち ほのか)
山口 萌乃香
学校でも音楽クラブに入っていて、今やっている「はなみずき」のリコーダーの練習で大変だけれど頑張りたいです。